丸ノ内線は、映画「地下鉄(メトロ)に乗って」のモデルとなっています。当時の赤い車両は今でも根強いファンがいますし、
現在は宮崎あおいさんの東京メトロCMが素敵ですね。
丸ノ内線は、東京メトロ(東京地下鉄)が運営する路線で、1954年に 池袋〜御茶ノ水間(6.4km)で開業されました。1995年には、丸ノ内線が地下鉄サリン事件の舞台となった辛い思い出もありますが、2004年に帝都高速度交通営団の民営化により営団地下鉄が東京地下鉄(東京メトロ)へと承継され、現在では宮崎あおいさんの素敵なCMが印象的です。現在の丸ノ内線は、池袋〜荻窪を結ぶ本線と、中野坂上〜方南町を結ぶ分岐線(丸ノ内線方南町支線)から構成されています(本線:池袋駅〜荻窪駅間 24.2km 、分岐線:中野坂上駅〜方南町駅間 3.2km)。路線名の由来は地名の「丸の内」(旧名は「丸ノ内」)からきています。丸ノ内線の駅は全て東京都内にあり、駅数は28駅(本線25駅(起終点駅含む)・支線3駅(中野坂上駅を除く))。また、丸ノ内線では乗客の安全性向上のため、全駅設置に向けて、荻窪〜中野坂上〜池袋間の各駅でホームドアの設置が進められています。「ワンマン化」のためという説もありますが、ホームドアのないJRと比べて、丸ノ内線にホームでの人身事故が少ないのは確かですね。
丸ノ内線の車両や路線図、乗り換え案内で使用されているシンボルカラーは赤ですが、方南町支線の車体には、誤乗車を防止するための識別として黒のラインが入っています。現在丸ノ内線で使用されている車体は全て赤いラインの02系ですが、過去の赤色の車体(300形、400形、500形、900形等)は鉄道ファンやマニアの間で根強い人気があり、プラレール丸ノ内線セットやNゲージ丸ノ内線鉄道模型など広く愛されています。また、営団地下鉄当時の丸ノ内線で使用されていた300形(500形/900形)の一部車両が、譲渡から10年以上経過した現在でもアルゼンチンのブエノスアイレスで活躍しており、わざわざベノスアイレスの丸ノ内線を見るために訪れる熱狂的なファンや、たまたま訪れた観光客が古き時代の丸ノ内線を懐かしがっているとのことです。映画「地下鉄(メトロ)に乗って」は、丸ノ内線の開業当時などを再現していますが、その当時に使用されていた300形、400形、500形等の車両はすでに廃車されていたため、撮影は東西線用のアルミ車両にラッピングを施して再現したそうです。
丸ノ内線といえば東京メトロですが、東京メトロの新CM(ネットワーク編)が、1月よりスタートしました。ピンクの長靴を履いた宮崎あおいさんはとても可愛らしいですね(でも今回はブーツでした)。NHK大河ドラマ「篤姫」では主役として登場しており、今年は宮崎あおいの大ブレーク間違いなしですね。東京メトロのCMファンはご存知だと思いますが、「篤姫」で宮崎あおいファンになった人には嬉しい情報です。東京メトロのHPで、これまでのテレビCMとして放映された、TOKYO HEART編、Echika編、新サイン編や、各編のメイキング(撮影風景)を見ることができます。→http://www.tokyometro.jp/tokyoheart/cm/network/60_high.html メイキングでは東京メトロや東京の町並みをバックにした宮崎あおいの可愛らしい仕草や素顔を見ることができ、宮崎あおいのさらなる虜になることは間違いなしです。バックに流れるキャンペーンソング「Tales」は、「RIP SLYME」がTOKYO HEAR のCMイメージコンテを見ながら「大都会東京における、様々な人間模様や人のつながり」ををテーマとして製作したとのこと。こちらも素敵ですね。